〔079〕天狗山(392m)

2008年01月14日


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岡山県備前市日生町
  新雪、特にラッセルは大の苦手なので冬季はどうしても山陽側の低山徘徊となる。日生の天狗山が面白そうとの話しがあり、知らない山には行ってみたいので、期待せずに行ってみる。標高は392mの山であるが、登山口の標高が10m程度なので標高を丸々登ることになる。 下山後には日生名物のカキオコを食べてみたい。
Road Map :国道2号線を西へ走り、兵庫県から岡山県に入って直ぐの山。日生の寒河に登山口がある。
Route Map:沢登りがしたいのでガイドブックとは反対の三ッ池側から登り時計回りに周回する。
標高差:約380m
後記
  響きの良い山名に釣られて来てみたが、沢歩き以外はそれなりの山だった。  山頂からの瀬戸内の展望は抜群なので展望重視の自分に取っては合格点の山ではあるが、もう少し登山道を手入れして欲しい。
日生名物 カキオコ
  天狗山を下りた時は丁度12時、早速、ネットで調べておいたお好み焼き屋の  ”タマちゃん”にカキオコを食べに行くが、駐車場どころか、道路まで車を停めた一杯状態。 時間が悪かろうと提案のあったもう一山、”夕立受山”に行くことにする。
岡山100山』  週に一度の健康ハイク。
”奥池”からの景観は知らない山ばかり。 池の横には三ツ池の説明板があった。 歴的には江戸時代に作られたらしい。
山頂直下では親父軍団がお鍋をしていた。 自分には山頂で湯を沸かし
たりの邪魔臭い趣味はないが、人がやってくれるなら大歓迎である。
しかし、我が仲間にはそういう気の利いた人は居ない。
ぶらぶらと村落を通り抜けハイキングコースに入る。
前方のピークには登らずに左側の谷筋に入っていく。
ネットで調べておいたJAの駐車場を探すが見付からない。 通り掛かりの人に聞いてみるとJAは日生に移転しているとのこと。 祭日なので大丈夫であろうと信用金庫の駐車場に車を停めて9時35分に歩き始める。気温6℃、歩いていないと寒い。
横にはエスケープルートが通っている様であるが
誰もエスケープしようとしない。
一般的な左周りではなく右周りを選んだのは、この沢を登りに使いたかった
からである。 大した沢ではないが苔生してヌルヌルしておりスリップに気を
使いながら登って行く。
前々日の雨で水量は少しあるが、冬季には沢水が涸れているかもしれない。
今日は沢水が少しあり雰囲気は良かった。
やはり沢歩きは楽しい。 息切れすることなく、時間を忘れて
楽しく登っていける。
44分で ”下池”の貯水池に着く。三ッ池の中の一番下の池だ。
ここまで林道が通っており、中池、奥池までは林道を歩く。
沢を抜けると大きなスラブに出た。スラブ上に水が流れ苔生しているが、セメントでスリップ止めが整備されていたので楽に横断出来た。
奥池からは尾根道に入っていくが、シダが茂る道が多くなってくる。(こんな道は嫌い!)
開けたところから振り返り ”奥池”を見る。
気温は低く、晴れたり曇ったりの忙しい天気であるが、背中にはたっぷりと汗を掻いた。
3つの小さなピークがある ”三峰越え”を通り、鞍部から天狗山を見る。ここからは滑り易い道の直登だった。
山頂からは ”瀬戸内”への大展望が得られるが、生憎と曇ってしまった。 15分程は晴れ待ちを兼ねて休憩するが、
晴れてはくれなかった。 皆なは明石大橋、鳴門大橋、瀬戸大橋が見えると盛り上がっていたが、
視力の悪い自分にはどの橋もまったく見えなかった。 くやしぃー、ここに来るには双眼鏡が必要か。
コシダが茂るよろしくない道であるが、唯一の救いが瀬戸内の
展望を見ながら下山出来ることであった。
”八幡宮”側に下山を始めて ”天狗山”を振返り見る。
何の特徴も無い山容ではある。
ラストの急斜面を下って行くと、隣の尾根に鋭い岩峰が見えた。
あそこに登山道があれば面白いだろうなーの感じ。
”天狗山”以外では ”王子ヶ岳”を歩いたことがあるが、海岸沿いの
低山であり、景観が良かったことを覚えている。
”立石”にも行ってみたい。
45分で下山を終えて登山口である ”寒河八幡宮”に出る。
「どこの神様か知りませんが今年も家内安全であります様に!」
と言ったかどうかは判らない。
てんぐやま
1時間40分で ”天狗山”(392m)に着く。
”天狗山”の山頂からは360°の展望が得られた。